しもつま探訪
しもつま探訪
2005年5月2日 |
2005年8月26日 2版 |
■コトの発端は
茨城県下妻市、2004年5月上映の映画『下妻物語』で全国に名を馳せたあの茨城県下妻市のことです。映画館での予告編を見ては少し気になっていたものの、しばらくこの映画のことは忘れていました。その後、2004年の毎日映画コンクール(毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社主催)絡みの話題からDVDを観るに至る。
初めはふざけた映画なんだろうと思っていたが、ローカルネタや主人公の現実逃避を描くストーリーに魅せられてしまい実際に行ってみたくなってしまう。
では下妻市ってどの辺にあるんだろう…。道路地図を見てみると意外にも茨城県の中でも埼玉県寄りで、自宅からは直線距離で50kmほどしかないということが判明。これはもう行くしかない。2005年GWの平日休みは下妻放浪で決定。目的地までの足はもちろん原チャリです。
■勘を頼りにアプローチ
埼玉の自宅を出たのは正午近かったのに、寄り道しながら関東鉄道の踏切にぶつかったのは13時40分。意外と近いですね。
どこかで道を間違えたのか、いつの間にか下妻市を越えて関城町まで来ていました。
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遮断機も警報機もありません |
下妻市内に戻って、まずは地図の〒マークを頼りに旅行貯金をしに行きます。
郵便局はこのあたりなのだが…そこは「JA常総ひかり騰波の江支店」
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中に入っちゃえ |
JAの建物の片隅に若柳簡易郵便局はありました。わかり辛っ!
■パーク&ライドも可です
騰波ノ江駅
騰波ノ江駅を訪れましょう。
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風情がある木造駅舎 |
関東鉄道保有?の敷地には鉄道利用者のための駐車場も完備、至れり尽せりです。
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無人駅 |
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散らかってます |
下妻物語ロケ地めぐり その1 @騰波ノ江駅
「会いたいよー、イチゴ」の場所 |
何か飾ってあります。
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関東の駅百選の認定駅 |
■2区間だけ乗車
騰波ノ江 - 下妻
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上り列車がやって来ました。 |
乗り鉄がしたくなってしまったのでここから常総線の客になります。
でも乗り方がよくわからない。
無人駅なのに乗車駅証明書とか整理券発行機とかもありません。
まあいいや。いざとなったらデジカメの画像が乗車駅証明になるさ…
などと思っていたら、すぐに車掌さんが回ってきました。「下妻まで」と言ったら、
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パチパチと穴を開けてくれました。 |
レシート乗車券じゃありません、車内補充券ですよ。渋谷までのきっぷもこれで作れるみたいです。
■下妻駅到着
心地よいディーゼルエンジン音に酔いしれていたら、あっという間に下妻駅到着。
下妻物語ロケ地めぐり その2 @下妻駅待合所
「電車が来るまで私のプロフィールでもご覧下さい」の場面で使われたテレビ |
このテレビ、周囲を埋め尽くす広告も映画のまんまです。
でも、テレビの電源入っていない。裏の売店もシャッター閉まっているし…。
列車で旅をするということは、駅舎から出て初めてその建物を目にすることができるのです。
下妻駅って意外と近代的ね。向い側は関東鉄道バスのターミナルになっています。
駅入口のガラス戸に張り紙発見。
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取扱時間は8:00~18:00までだそうです |
これなら駅から離れた場所の散策もできそう。
■下妻駅周辺を徒歩で
ぷらぷら歩いて駅周辺を散策。下妻市の中心は駅舎の反対側みたいです。市役所もありますし。
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下妻郵便局も押さえておきましょう。 |
旅行貯金完了!ふたたび下妻駅、帰りのきっぷを買いましょう。190円也
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東京都区内までのJR連絡きっぷも買えるようです。 |
旅客運賃表なのですが、よく観ると、
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「御茶ノ水」にもエラー発見 |
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路線図がバグってる
板橋と十条が山手線なのかよw |
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まあいいや。
下妻物語ロケ地めぐり その3 @下妻駅ホーム
こんな所にひらひらの服着たお嬢さんが立っていたら… |
駅ではハローキティ『下妻物語』バージョンが売られていたようですが完売御礼だとさ。チッ
そのポスターの画像は撮り損ねました。だって窓口の横に貼ってあるんだもん。
■騰波ノ江まで戻る
下妻 - 騰波ノ江
映画の中では「電車」と言ってますが、関東鉄道は非電化なので気動車になります。
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旧国鉄型車両、外吊りのドアがいい味出しています。 |
今やJRでも稀少な車両です。
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「水海道のりかえ・取手」って書かれています。
ほとんどの列車は水海道のりかえが定位のようです。 |
乗りてぇ…って思いながら下り列車を待っていたら、
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新型が来てしまった。 |
今回はたった2駅の乗車だし、旧型車はまたいつかってことで…
なんか新車の香りがするな、って思いながら乗っていたんだが、降りぎわに車体のプレート見たら、
「2004年新潟トランシス」 という表記が。つくばエクスプレス開業絡みで増備したんだろうか。
騰波ノ江に戻ってきました。
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下りホームからは線路を渡って帰ります |
線路は草ボーボー
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それにしても非電化路線って架線がないから線路がすっきりしていますね。 |
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JOGとも無事再会 |
■原チャリで行動再開
これからの行動ルートを地図で確認していると集団下校の小学生に遭遇!
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カッチョイィ軽トラと小学生 |
そう言えば今日って平日だったんですよね。なんかシアワセ
県道357号付近を大宝駅近くまで走ります。
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筑波山の稜線が美しいです。 |
ここから国道294号を望みますと…
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1キロ以上は離れてるジャスコと貴族の森が一望できました。 |
さらにズーム撮影。
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光学10倍レンズの威力。
UltraZoomマンセー! |
この先の交差点、横根のあたりに桃子の家があるらしいのですが、見つかりませんでした。
っていうか、茨城県警のパトカーとすれ違ってなぜかびびる。何も悪いことしていないのに…
■田植え、真っ只中
ジャスコへ行く前に小具川周辺を散策。たしか土手もロケに使われていたのですが場所を特定できず…。
続いて高道祖郵便局に寄り道、100円貯金~♪16時までの取扱時間ギリギリでした。
こんどは高道祖小学校の裏に廻ります。
下妻物語ロケ地めぐり その4@21世紀の下妻
「ウンコ踏んじゃった!」の場所 |
映画では稲が青々としていました。ってコトは撮影は2003年の夏頃か?もうそんな過去になっちゃうんですね…
今日は絶好の田植え日和のようで、農作業をされておりました。地主の方に見つからぬようこっそりと撮影を試みます。
それにしてもガードレールには
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暴走族の落書きが… |
リアルヤンキーの仕業でしょうか。何を主張したかったんでしょう
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水面に筑波山の影がくっきり映っていました。 |
関東平野に突如浮かぶ筑波山、実物は写真で現せないくらいの迫力がありました。
■ジャスコに潜入
しますがその前に、撮っておきます。
下妻物語ロケ地めぐり その5 @国道125号
桃子が駅まで歩くシーンの場所 |
このあとジャスコ店内へ。意外にも2階までが売り場で3階は駐車場でした。でも売り場面積は横に広いです。
食料品売場は24時間営業!
せっかく来たので表示価格より20%引きシールが張られているパンとドリンクをチョイス。
国道125号沿い?のパチンコ店は見つけられなかったので引き返して国道294号に入ります。
下妻物語ロケ地めぐり その6 @貴族の森下妻店
映画に倣って「ケーズデンキ」を入れるのがミソ |
本当にあるんですね。でも時間の都合で店内は入りませんでした。
■道の駅で小休憩
駐車スペースは大型車51台、普通車58台、身障者用1台だそうですが、二輪車は?
駐車スペースがないようですので適当に置かせていただきます。
ここでしばし休憩。物産館を物色しているとありますではないか。ご当地キティ。
下妻駅では完売になっていたけど大量に売ってる。
でもやっぱり携帯ストラップとファスナーキーホルダーは完売みたい。根付けを2種類ともご購入。
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道の駅の最上階からは周辺が一望できます。 |
「道の駅しもつま」コンプリート!
あ、最上階の窓際で光を放つ電飾も撮っておけばよかった。
■オプショナルツアー
自分の勤めている会社の営業所が下妻にもあるらしいのでついでに探すこと延々30分、やっと発見!
とりあえず18時10分、任務完了!
■古河市内で同道めぐり
帰宅の途は適当に国道125号に出てから古河を通って埼玉県に戻る、はずが、
国道125号は途中で分断され、古河市内から出られなくなる。
そう、利根川を渡らないと永遠に帰れないのだ。
周りは「土浦」ナンバー車ばっかりだしちょっと不安になってくる。
「春日部方面」には行きたくないけれどそれしかないので国道4号を走ったらやっと橋を渡ることができようやく埼玉県入り。
総走行距離、155km。所要約8時間。原チャリ暦3万キロだけどこんな長距離は初めてでした。こんな日帰り旅もいいかな…
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